すべてのものである
次の実験は、ダグラス・ハーディングがデザインした、「信じられない仮説をテストするための道具セットと二人のためのワークブック」からのものです。「信じられない仮説」は、テニスンの「呼吸よりも、手足よりも近い彼」という言葉からの引用に言及しています。ワークブックをいっしょにやる二人の人は、緑と赤と呼ばれます。
緑は快適にすわって、目を閉じてくつろぎ、静かにして、赤の言うことを聴いてください。自分がそうしたいと思うときだけ、赤の質問に声を出して、答えてください。
「現在の証拠にもとづいて、あなたは今どんなふうですか?」
「そもそも、あなたはいくつの足、腕、体を見つけることができますか?」
「あなたは、どれほど大きいですか?」
「それにもかかわらず、『私は在る』と、言えるのではありませんか?」
「あなたの存在感覚は、あなたが自分自身を見たり、自分自身のことを考えたりするときより、弱まっていますか?」
「それは、あなたの感覚のどれかに依存していますか?」
「この『私は在る』は、あなたの人間的面や他の事柄と関連する、何か特徴をもっていますか?」
「このように自分自身の中心いて、あなたはまた、あらゆる存在の中心に、すべての存在の中心に、人々の手足よりもずっと近いところに、いるのではありませんか?」
「そしてあなたは、私の手足よりも、私の近くにいるのではありませんか?」
[休憩のあとで、緑と赤は役割を交代し、今度は赤が同じ質問を緑に読みます]